ヨハネによる福音書 冒頭 朗読mp3
初めに言(ことば)があった。言は神と共にあった。言葉は神であった。
この言は初めに神と共にあった。
すべてのものは、これによってできた。できたもののうち、一つとしてこれによらないものはなかった。
この言に命があった。そしてこの命は人の光であった。
光はやみの中に輝いている。そして、やみはこれに勝たなかった。
ここにひとりの人があって、神からつかわされていた。その名をヨハネと言った。
この人はあかしのためにきた。光についてあかしをし、彼によってすべての人が信じるためである。
彼は光ではなく、ただ、光についてあかしをするためにきたのである。
すべての人を照すまことの光があって、世にきた。
彼は世にいた。そして、世は彼によってできたのであるが、世は彼を知らずにいた。
彼は自分のところにきたのに、自分の民は彼を受け入れなかった。
しかし、彼を受けいれた者、すなわち、その名を信じた人々には、彼は神の子となる力を与えたのである。
それらの人は、血すじによらず、肉の欲によらず、また、人の欲にもよらず、ただ神によって生れたのである。
そして言は肉体となり、わたしたちのうちに宿った。わたしたちはその栄光を見た。それは神のひとり子としての栄光であって、めぐみとまこととに満ちていた。
「初めに言葉があった」という書き出しで有名な、ヨハネによる福音書の冒頭部分です(口語訳)。
キリストの登場にさきがけて、ヨハネがその到来を人々に告げるのです。
島崎藤村の詩には「自序」など、あちこちにこの「ヨハネ伝」からの引用が見られます。
|島崎藤村 朗読|